市内全域にワイヤレス・ブロードバンド、情報産業発展に積極策―広東省広州市
2007年11月7日、2007年中国(広州)国際情報産業週間を迎えた広東省広州市で、“都市情報化国際トップフォーラム”が開催された。
席上、広州市情報化弁公室前主任の謝学寧(シエ・シュエニン)氏は、2010年までに市全域をワイヤレス・ブロードバンド網でカバーする計画を明らかにした。
すでに市域の80%をカバーする事業に承認が下りているという。
広州市は中国インターネット中枢であり、情報産業の急速な発展で知られる。
すでに市郊外農村部全域に電話・ケーブルテレビ網が完備されており、農村の80%にはブロードバンドインフラも整った。
一般家庭へのネット普及率は69%に達し、100世帯あたりのパソコン台数も94台にまで上昇している。
計画では2010年までに学校内LANの普及・病院のデジタル化を完成させ、また一般家庭の100世帯あたりのパソコン台数を120台へと増加させ、
情報産業関連のGDPを全省のGDPの10%以上に成長させる目標を立てている。
以上記事より
中国のインターネットは若い人が多いのが特徴でしかも学歴では専門学校以上の学歴を持つ者が40%と多い。
そのため中国のネットユーザーは社会、文化、経済などの話題について自身の意見を発表することを好み、その水準も比較的高いということがいわれています。
かれらは外資系の企業に勤める中国人で、外資系の企業の給与がひじょうに良いこともあり、所得をふやしてきているという人も多いようです。
インフラ整備が中国の華南地域(広東省中心に広州や香港に接したシンセン、マカオに接する珠海などの地域)などで進んでいますが、
やはりこの地域は鄧小平により1979年に始まった経済改革開放路線で、まず豊かになったひとびとが多いということも大きな理由のようです。